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三日坊主は悪いことなのか。三日もかけないで判断することはもっと大事。

なにかに取り組み始めると必ずぶつかる壁がある。「どうしたら継続できるのか」、「どうしたら成果につながるのか」と考えてしまうことだ。こうなった時に自分の行動を止めずにドライブかけるにはコツがある。三日坊主は悪くないと思うことだ。

僕は子供の頃、よく小学校の先生に三日坊主になってはダメだと教わった。だから三日坊主は悪い言葉だと認識していたが、その考えを変えるようになってから前進しやすくなった。いざ行動すると必ず不具合が沢山でる、そんな経験をした人は多くいると思う。なんだかうまくいかない、続かない、成果いくら頑張ってもに繋がらないなど。こんな非効率なやり方ではもうだめだ。そう思う。うまいこと勉強して成果に繋げている人はなにをしているのか?そんな疑問をいつも抱いていた。バークレーで勉強していた時にはよくデキる人と話しをして今どんな勉強をしているのか、過去とはどう違うのかよくインタビューした。ここで理解したところは、今成功している人も非効率なことを経験しているということだった。また自分なりに工夫しながらやってみると、継続する力は筋肉のように少しづつ付いて来ることもわかった、最後に成果に繋がらない時は自分に合ったやり方かもう一度疑うことも大切でこの3つが必要になってくることが見えてきた。

  1. 成功している人も必ず非効率なことを経験している(成功するための一つのプロセスであること)
  2. 継続する力(制御力)は筋肉のように着く
  3. 成果がでない時は自分に合っているか考える

成功している人の非効率な経験が表にクローズアップされることは少ない。なぜなら、皆、成功した方法やうまくいった理由に興味があるからだ。しかし、自分にとっての良い方法にたどり着くまでには沢山の失敗がある。数名のバークレーの学生にインタビューをしたことがあった。僕はなんとか成績を上げてバークレーで勉強したかった。退学したくなかった。すがる思いで僕の周りの友人へ質問した。

「どうやって勉強しているのか」って。

そしたら、今でこそ、勉強は得意だと本人が言っているが、そんな彼女ですら過去は自分なりの方法にたどり着くまでに試行錯誤していたと言う。非効率な状態を認識しても、これが一つの進むためのプロセスだと思って冷静に、客観的に現状を見ていた。以前の僕は、成果に繋がらなかった時に、失敗の原因は非効率なやり方をしているからだと思っていた。それでも三日坊主で継続できないことが原因なのかもしれないと考え、その非効率な方法をある程度やり続けることもあった。継続するべきかやり方を変えるべきか悩んでいた。でも彼女達のインタビューがヒントになった。彼女達はうまくいかないと思った時には素早く試行錯誤していた。何度もやり方を変えると当然それ自体が非効率感を生み出すがどんどんやっていた。うまくいかない、非効率だ、失敗したと思ったものをどうしたらもっと良くなるのか?そう考えて色んなパターンを試していた。その経験の中で、これはいいぞ!と感じたものを継続させていた。そのいい方法も自分の成長に伴って合わなくなったりするので、その度にまた試行錯誤して今の自分に合う方法を見つけて日々工夫していた。

偉人と呼ばれる人も、度重なる失敗から成功を導いている。トーマス・エジソンは1000回の失敗から電球を産み、1000回のプロセスを経て電球を発明したと言ったらしい。本田宗一郎も成功の裏側には数え切れない失敗があったと私の履歴書に書いてあった。今となっては思う。三日坊主でいいじゃないか。その代わり三日以上継続できるものが見つかるまで何度も試行錯誤すればいい。どんな課題も解決できる魔法の方法なんてない。でも僕はいつもそれを探すかのように色んな方法を調べて試していた。環境変化に対応するためにも自分の変化を捉えてより前進するためにも三日坊主という言葉にとらわれず高速で試行錯誤するようにしていくことが今直ぐできる改善だと思う。