Motivation, Skills

目標設定は楽観的に、計画は保守的に

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留学体験をスピーチする機会を昨年は沢山もらった。その中でよくある質問は、「なぜ自分の身の丈を超えた目標を立てられたのですか?」という内容だ。たしかに、普通は自分のレベルから逆算して目標を設定する。例えば、偏差値が60だったら、それより少し高いところといった具合。僕が高い目標を設定したのは家族へなんとか貢献したいという思いがあったから、ときなく「てっぺん」目指そうと思えた。実際にそれを実行してわかったことは、目標設定は出来る限り無茶した設定をし、その目標を達成するための計画は保守的に計画することが、自分を飛躍的に伸ばすことに繋がると思う。

例えば、東京大学受験する目標を立てた場合、センター試験8科目、二次試験5科目が必要となる。これを具体的に各教科どれくらいの準備をいつまでにするか、毎日なにを勉強する必要があるかなど考える。また、第一志望の東大が無理だったら、次はどこに設定するのか、等も含めて考えていく。大学受験は入試で日本中にいる競合(何年も前から準備してきた強者)の中で上位にいなければいけない。勉強経験の低かった僕は準備に2年〜3年程かかりそうだ。当時24歳であった僕にとって2年の受験期間と4年の大学で計6年or 7年経つと30歳、31歳になるため、それはやりすぎだろうと感じた。そのため期間は5年と決め他の選択肢を検討始めた。

そこで出てきたのが海外大学の入試システム。海外では知力と人間力の双方を評価するため、今までやってきた経験がアドバンテージになる可能性がある。その代わり、授業そのものが英語で行うため語学力のハードルが高くなる。また、費用が莫大になるため通常は選択することができない。幸い僕は父親のビジネスがうまくいっていたという大変恵まれた状況であったため、この選択肢を検討することができた。また、アメリカのカリフォルニア州では、編入システムが確立されていて、2年生の短期大学(コミュニティ・カレッジ)で高い成績を収めることで3年時に4年生の大学へ編入することができる制度もある。編入先でトップの大学がUCバークレーであった。

こんな経緯で楽観的な高い目標を立てたわけだが、計画は保守的に行った。まず5年のタイムリミットを設けていること。次に語学の面でコミュニティ・カレッジに入学できるかだが、TOFEL45-60程が求められる。当然その勉強をするのだが、それだけだと時間通りに進める保証がないので、念のために語学学校に通う。その語学学校では、一定のレベルを超えると提携先のコミュニティ・カレッジにTOEFL免除で入れるというものだった。結局提携先でないBerkeley City Collegeに入学したが、常にPlan Bを持つようにした。

次は大学で成績がとれるかどうかだが、これに関しては予習復習など勉強をするためのタイムマネジメントを徹底しカバーするほかなかった。予習と復習の時間を必ず授業前後に設けたり位、自分が実際に使った時間を計測したり、一日の目標勉強時間を14時間に設定し勉強しつづけた。

また、不合格になった場合、Plan B, Cを沢山考えた。UC系の大学はBerkeley、UCLA、San Diego、Davis、Santa Barbaraなど10校ある。Berkeleyがダメだった場合UCLAやSan Diegoなど別の選択肢も当然持っていた。BerkeleyやUCLA以外のUCに進学した場合、会計クラスを履修して米国公認会計士CPAの取得を計画し、専門性を養うことなどPlan B計画を検討し、最悪どの大学にも入学できなかった場合は、きっぱり3年で留学を終了して日本で再就職をするつもりでもいた。短期大学を終える段階で学ぶ為に必要な基礎知識と学習をすすめる基礎体力を養えていると判断していたからだ。

その他にも行動しながら、計画を変更したりより年密なスケジュールを立直したりしながら試行錯誤した。安全な目標と計画では、飛躍的な成果を出す可能性がほとんどなくなってしまう。だから、目標は一度高く置いてみる。そして計画に無理があるようであれば、計画を多少変更しそれでも無理であれば目標を修正する。軽い気持ちで置いてみた目標を逆算していくと「意外といけそうだな」と思う瞬間がある。自分自身がそう思えたら、達成できる可能性はそうとう高い。あとはやるだけ。