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自制力を養うために2つの異なる自分と向き合う。「やる」か「やらない」かは自制力で決まる。

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何か新しいことにチャレンジしようと思った時、今までやってたことを止めなければいけなくなる。行動に起こすためにはやめる自制が必要になる。例えば、社会人が

「もう一度勉強しよう!」

と決めた場合、仕事終わりに行っていた飲み会をやめて勉強に時間を割く、といった具合に自分をコントロールできなければ何も始められない。何か「やる」ためには、今までやっていたことをやめなければならず、そこには自制が必要になる。

異なる自分、天使と悪魔

頭で考えると簡単だが自制を保つことが一番難しい。それは本能という名の悪魔が住み着いているから。僕なんかは動物的な性格なので魅力的なものが目の前にあるとすぐ飛びつきたくなる。うまそうなものがあれば躊躇なく食べるし、ぱっと見ただけで直感的にかっこいいと思った服を衝動買いすることもある。どうでもいいことなのに集めだしたら止まらない収集癖など本能のままに行動する自分がいる。

一方で、自制させてくれる天使的なヤツも近くて、こんな自分を止めてくれる。特に未来を考えたとき。うまそうな食べものを見ても「これ不健康だな」と思って食べなかったり、衝動買いする直前で「もっといいモノに使った方がよくね?」と考え思いとどまることもある。

自分がやろうと思ったことが出来なかったり、やめようと思ったことをやってしまうのは仕方のないこと。重要なのは自分の中に2つの異なる行動パターンが存在することを認識することだ。ここから改善策を考えればいい。

本能を活用して勉強法を工夫する

僕の本能的な行動で収集癖のような特徴があった。英単語を覚える時にこれを活用して勉強したことがある。やり方は至ってシンプル

「覚えた単語に黄色のマーカーを入れる」

これだけ。普通は重要なポイントをわかりやすく示すためにマーカーを使うが、このやり方に変えるとなぜか、単語帳を黄色にしたい!という収集癖的な感情が生まれてくる。感覚としては携帯ゲームで意味なんてないけどなんとなく「ここまでいったらやめよう」と思う達成感とにている。

自制力は鍛えられる

次に自制力は鍛えられるということ。自制力は前頭葉の働き。スタンフォードの健康心理学者のKelly McGonigalの著書にも脳は変化すると書いていた。”繰り返し行うことは脳にとって容易になるだけでなく、それに併せて脳じたいが変化していく” つまり最初は自制が効かなくても、脳が変化して自制が効くようになる。

僕は大人になってから自制力が強くなった。留学を機に中学1年から吸っていたタバコをきっぱり辞めたり、朝勉強の時間を確保する為に2度寝、3度寝しながらゴロゴロしていた朝の行動を辞め直ぐに起きて単語覚えるなど行動を変えることにそこまで苦労しなくなった。これは大人になるにつれて自動的に鍛えられているわけでは当然なく、モチベーションがめちゃくちゃ高い時に行動してある程度習慣化したことでKellyさんが言うように”繰り返し”を行えたことが自制力を鍛えるのに繋がった。

ちなみにKellyさんは瞑想 Meditationをすることで自制心が鍛えられると言っている。”ある研究では瞑想の練習を3時間行っただけで、注意力と自制心が向上するという結果が見られた、そして11時間後には脳に変化が現れた”。これだけ簡単に脳が変化するのだとしたら今からでも遅くないと思える。

ただ、これは僕の意見だが、それだけ簡単に脳が変化し鍛えられるなら、やらなければ簡単に自制が効かなくなっていくということだと思う。何か新しいことを始める時に行動して失敗するリスクや成功しないリスクを考えることは多いが、やはり行動しないリスクの方が圧倒的に高いのではないだろうか。