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真面目になったとたん成績が伸びなくなった時の話。勉強は長距離走と短距離走。

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【中学の時に覚えた「だるい」って言葉。】

小学校まで真面目だったのに親との関係が悪くなって居場所を求めて気づいたらヤンキー社会の中にいた。周りの仲間はいつも口癖のように「だりー」とか言っていて自分も頻繁に「だりーなー」って口に出すようになっていた。ぐだぐだ外でたむろすることがなぜか楽しく夜遅くまでコンビニの前とかたまり場にいて昼過ぎまで家で寝ているような中学生活だった。だるいことは最小限やらないようにする怠惰な性格であったので最小限の努力で最大限の成果をだすことを常日頃考えていた。

【やらなくてもデキるタイプ】

2コ上の先輩でどヤンキーなのに数学はいつも90点台をとる先輩がいて「あんな感じカッコいいなー」なんて思っていて、勉強なんて興味ないぜ風な感じでクラスメイトのノートを見せてもらい試験前に一夜漬けをしていて理科と数学のテストは85%〜92%くらいのそこそこの成績をとっていた。

【真面目にやってるのにデキないタイプ】

24歳の時に人生やり直そうと思い、また大学留学するチャンスを得た。「中坊の頃は適当に勉強してもそこそこデキたから真剣にやったらめっちゃできるはずだ!」そう思って取り組んだ。でも不思議なことに毎日真面目に勉強しいる方が成果が上がらなかった。

すると中学の頃の自分の様にそんなにやる気ないのに平気な顔して高い点をとるヤツが現れた。「おれやっぱりバカなんかなー」と思い始めるようになった。

やってもやってもデキないこと程苦痛なことはない。頑張るだけ自分がクソなんだと知らされているような感覚でテスト結果を見るのがおっくうになってった。

真面目にやろうがテキトーにやろうが成果はそれ程変わらないという事実はやればデキると思っていた自分にとって衝撃的だった。「何かが足りないなー」そんな感じがした。

【改善を始める】

自分が住んでいるBerkeleyという町はキャンパスタウンで世界中から優秀な学生が集まってくる。当時知り合った日本人のいわゆるエリートコースを走ってきた人たちと会う機会が沢山ありいつも彼らに「昔どのように勉強してた?」と聞いていた。

自分になくて彼らにあるモノは何か?それを知る為に彼らの勉強法やバックグラウンドをインタビューしていた。そこには共通点があった。それは

  • 継続的に勉強してきたこと

色んなテクニックも教えてもらったがどの人にも共通していたのはブランクがなく継続して勉強していることだった。でもこれは子供のころから継続していないとデキるようにならないということではない。子供の頃に習うレベルの内容をすっ飛ばしていないということに気づいた。

自分の場合、大学で勉強しているけど実際は中学や高校レベルの知識が欠けているので理解するのに時間がかかり闇雲に継続しても成果が上がらなかった。

高校レベルの数学、歴史、現代文などの基礎を独学で埋めることで少しづつ結果が伴ってきた。その時の心境は「あぶねー、これに気づいてなかったら諦めてたな。」と思っていた。勉強は最小限の努力で最大限の成果だす瞬発力が重要だと思っていたけど積み重ねが必要な長距離走だとわかった。

【UC Berkeleyで】

4年制大学に編入する前にカルフォルニア州内の2年制の短大で勉強し3年からUC Berkeleyに編入した。バックグラウンドは様々だけど毎日継続的に勉強する学生が沢山いた。まぁーでもうまく勉強するには長距離走的な持続する勉強が大切だとわかっていたのでしっかり継続してわからないところを埋めていけば大丈夫だろうと思っていた。

でもそれが通用しないことが直ぐにわかった。相対評価の場合特に周りが自分以上にできれば自分がどれ程努力しても成果にならないからだ。彼らは課題の量が多いにも関わらず勉強以外にも課外活動したり遊ぶ時間を作っていて「これはさすがに天才だな。」と思った。

でもまたちょっとすると彼らの共通点が見えてきた。それは

  • ピークをコントロールすること

毎日継続して勉強するけれど、そのやり方(集中度)に波があってピークを必ず試験日に調整できるようだ。

彼らには過去の蓄積がある、継続的に勉強する習慣も身についている。結果的にそうなっていることが殆どだと思うがピークを設定してそれに向けて勉強していた。常に優秀である必要はなくてここぞというタイミングに併せて能力を最大限に発揮するように勉強することが必要だった。自分は今その能力を得れるよう全力で取り組んでいる。

勉強が長距離走であることは変わらない。でもその中でスパートを駆けることができればいい。立ち止まることなく走ることと必要な時にスパート掛けることがデキる人がアカデミックな優秀さなんだとわかった。

【絶対に追いつけない】

世の中すごい人が本当に沢山いる。自分が遊んでいる間にそれだけ読んでいて、問題に立ち向かっていて、考えている。ここに来て限界がわかった。

「昔から真面目に努力し続けた人には一生かなわない」

長距離走だから彼らは自分よりも相当先を走っている。だからどんなに後から努力しても追いつくことはできない。そしてうまく走り方に強弱をつけて走りながらも人生を謳歌しやるべき時にしっかりやり成果を出し続けている。

でももう一つわかったこと、それは

「走り続けていれば走ることをやめた人には必ず追いつく」

学校の試験は短距離走のようにその場で順位が決まる。でも人生は瞬発力だけでなく持久力が重要で長距離走だから真面目にやっている人が報われない社会なんてない。ただどのタイミングで自分の能力のピークを持ってくるかを鍛える必要があってそれが評価に繋がっていく。

いつの時代でもデキる人は「元がいい」とか「生まれつき」とかってことばで片付けられる。「努力しても成果がでない人だっているんだよ」とかいう人もいる。本当にそうなのだろうか。少なくとも自分はそう思いたくない