勉強や仕事、常に上には上がいる。自分よりも「デキる人」見るとすごいと思う。でもそれが同世代や年下だと運とか地頭がいいとか思う。正直こうやって思ってしまったことがある人は僕だけではないと思う。本当にデキる人は元がいいのだろうか。この疑問についてはいろんな考え方がある。ではもし、元の違いがあるとしたら、元が悪い自分達はすべてを諦めるのだろうか。たぶん僕は諦めたくない。デキる人程は成長できないかもしれないけど、今の自分より成長したい。そんな思いで留学し、世界一の公立大学といわれるUC Berkeleyで勉強した。そこでわかったことは、僕が思っていた「デキる人達」ですら同じような経験をしていた。自分は天才ではない、だからもっと努力しなければと思考していた。
デキる人達は「天才ではないから、自分で考えて試行錯誤しなければ」と行動していた。僕は成績が伸び悩んだ時にデキる学生にインタビューしたことがある。すると皆、過去に無駄かもしれないけど多くの時間を費やして勉強した経験を持っていた。その経験から自分なりの勉強方法について試行錯誤を繰り返し続け今があると言う。また、その試行錯誤の内容の一つに体系的に基礎を飛ばすことなく学んでいることも共通点だった。このように考え諦めずに試行錯誤を繰り返す、自分の知らない基礎をしっかり学ぶ。この2つをするためにしっかりと時間を投入する。これがデキる人と周りから思われている人の行動だった。
これは仕事においても似ている。仕事がデキる人の多くは過去に経験をしていることが多い。まったくやったことも考えたこともないものをすぐにパッとできてしまう人は極稀だ。上司が的確に自分の悩みを言い当て、最適な指摘ができるのも過去に経験をしているからだろう。
僕達がやらなければいけないことは一つ。行動することだと思う。でも「地頭がいいからデキいるんだ」と考えてしまうと行動力が落ちてしまう。それに思考も停止してなんでその人達ができるのか考えられなくなる。地頭のせいにしてしまうことで努力を怠るから、まずはそこを疑うことが重要なんだと僕は思う。